住職が選んだ今日の島根県のニュース【市民グループが少人数学級縮小の凍結求める請願書を提出】

島根県は小中学校の少人数学級を縮小し、その財源を使って放課後児童クラブの利用時間の延長など、子育て環境の整備を充実させる方針で、ことし３月の県議会で賛成多数で承認されています。
これについて、１１日、教員などでつくる市民グループのメンバー６人が県庁を訪れ、県議会の中村芳信議長に、少人数学級の縮小計画を凍結するよう求める請願書と県議会が少人数学級の拡充を国に対して要望するよう求める陳情書を手渡しました。
少人数学級をめぐっては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国も計画的に整備する方向で議論していくことを確認しています。
中村議長は、「新型コロナウイルスの対応で現場の先生は大変だと聞いている。密の回避を国が呼びかける中、当時と状況が変わっていることを認識し、責任を持って議論したい」と話していました。
市民グループの猪俣邦顕事務局長は、「新型コロナウイルスの感染拡大で、教育現場は様々な不安を抱えながら仕事をしています。現場目線で、改めて計画の凍結を訴えていきたい」と話していました。