【感想】MAKOさんレビュー(映画)〜ジョジョ・ラビット・・・どんな描き方をしても戦争は戦争

MAKOさんレビュー
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MAKO
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どうも、森のお坊さんでお馴染みのMAKOです。(@Jewelry__angel )

オフはやっぱり映画ですね~

しかし上映期間の移り変わりが激しい💦

タイミングが合わないとやっぱり見逃したりも結構あります。

で、今のタイミングでやってて見たいのは・・・ジョジョ・ラビット

というのも、なんと、ジョジョのお母さん役でブラックウィドウ改めナターシャロマノフ改めスカーレットヨハンソンが出演してるんですよ!

どんな形であれナターシャが生き返った!

戦争映画は見たくないけどマーベルファンなら生き返ったナターシャは絶対見たいでしょ(笑)

と言う訳でジョジョラビットを見てきました。

うん、それが後悔することになるですけどね(苦笑)

戦争映画は戦争映画。私はコメディーとは感じられなかった。

以前、アルキメデスの大戦を見に行って、もう戦争映画は見ないと言いましたがスカヨハ出てるし予告編を見たらそんなにガチなやつじゃないように感じたし、ナチスをコメディータッチに描いてるのかなと思っていました。

細かいあらすじは後から書くとして、超大まかに言うと主人公ジョジョ10才、ナチスちびっ子部隊に入るも自爆で怪我して除隊、脳の中で作り上げたヒトラーと友達、お母さんが家にユダヤ人の女の子匿ってた、ユダヤ人と話をすることでユダヤ人に対する偏見が無くなり恋心に変わる、家宅捜索で見つかりそうなこところギリセーフ、戦況悪化する、ドイツ軍敗れてヒトラー自殺、捕虜になりそうなところギリセーフ、ユダヤ人の女の子と自由になったから取りあえず踊る、こんな流れです。

で、予告だけ見たら面白い場面を集めてるからそんな映画なのかなと思ったけど私は笑う所なんて一つも無かった。

確かにヒトラーはユーモアのある風に演出してたけどそれだけのことで、オープニングでの当時ガチナチスの様子や10才という子どもが国のために命をかけてという軍事教育をされたり、戦争を止めたい反ナチスが見せしめに絞首刑で広場にさらされたり、ユダヤ人に対する迫害を描いたり、アメリカ軍が市内に入って銃器で人を撃ったり、ドイツ軍が子どもに爆弾持たせて突っ込ませたりと従来よりは控えめの戦争ものなのかもしれませんが全然笑える内容じゃなかった。

人によってはジョジョがユダヤ人の女の子と出会い偏見が無くなる心の変化を楽しむという感想もあるかもしれませんが、私はダメでした。

ジョジョの子役超いい感じ。

ホント、オスメント君が出てきた時くらい素晴らしい子どもの役者だなと思いました。

でも、結局その成長を見るよりやっぱり戦争の悲惨さに目がいってしまう。

そう、それぞれの人の物語が散りばめられてるけど、結局それよりも戦争がダメだってことに意識が向いちゃうので他の感情が入ってこない。

やっぱり戦争映画ダメだ(苦笑)

再び死んでしまうナターシャ(涙)

マーベルファンなのであえてナターシャと呼びます(笑)

でもスカヨハはホント素晴らしい演技をする。

さすが全米トップスター。

強くて優しくて愛の溢れるお母さんを見事に演じていました。

しかし・・・・

また死んでしまうのですΣ( ̄□ ̄|||)

いやいやいやいや・・・

また殺すなよ〜。

もう2度もナターシャ死んじゃって悲しすぎる。。。

広場で絞首刑になって吊るされてたのをジョジョが見つけたんですよ。

・・・・・

10才の子どもが大好きなお母さんの遺体が晒されてるのを見てどんな気持ちなのか。。

発狂してもおかしくないくらいの悲しみです。

ただジョジョの成長を描きたいからこのシーンを入れたらのならそんなの認められないし、割と早めに10才の子どもが両親がいなくなったということを受け入れてるのがちょっと気持ちが悪いくらいでした。

そういう教育を学校とかで受けてたのかな・・

そして映画終るまでお母さん何で殺されたのか分からなかった。

これは公式のあらすじ見ないと難しい。

ジョジョの家に秘密警察が家宅捜索にやってきた後突然遺体が出てきたから。

家宅捜索でバレると思ってユダヤ人の娘が思い切ってジョジョの亡くなったお姉さんだと言い張る。

そこでたまたま訪ねてきたキャプテンK大尉が嘘の申告を何故か見逃し事なきを得る、その後スカヨハの遺体が見つかるだったので、てっきり秘密警察ではなく改めて軍が手柄のためにスカヨハを殺したのかなと思った。

でもそれだと疑問が残りすぎるんだよね。

じゃあ何で匿っていた母だけ軍は殺してユダヤの娘とジョジョを殺さなかったのか。

そう思ったら、誰かが密告してスカヨハはもう殺されてて、証拠を暴きに来たところをお母さんと何らかの関係があったキャプテンKが偶然を装って子どもたちを助けに来たのではないかと。

だとしたら納得なんだけど、でも一つ引っかかってたことが。

普通、匿っていたら秘密の部屋とかを探すでしょ。

でも警察は書類のようなものをずっと探してるんですよ。

それがなんか引っかかってて。

で、公式のあらすじ見たら納得。

お母さん反ナチス運動してたんだだって。

そっちがバレて処刑されたんだ。

なるほど。

それを知ってやっぱりキャプテンKが助けてくれたんだなって。

こんなシーンいるかなと思ったけどそれも戦争の厳しさを伝えるための演出でしょう。

人の命を命とも思わない戦争に反対したら処刑してしまう。

それが戦争。

いかにおかしいものかというのが分かる。

やるせない。

何時の時代も1人のカリスマのせいで多くの命が失われる

因みにこの映画は考察しないと分からないことが多々出てきます。

ドイツの話なのになぜ英語なのか。お姉ちゃんは何で死んだのか。キャプテンKは何故ジョジョを助けたのか。

キャプテンがジョジョを助けたのはラストに彼が来ていた衣装から彼が同性愛者で当時のドイツ軍ではそれも重罪で彼は彼なりに軍と戦って同じように戦っていたスカヨハたちを思っての行為と考察できます。

にしてもどの時代も1人のカリスマと呼ばれる人の思想に何故か民衆はついていき争いが始まります。

何故人々は言うことを聞くのか。

どんな大義があれ戦争なんて始めた時から両方とも悪です。

絶対に戦争なんてしてはいけない。

悲しみ以外何も残らないから。

そして多分もう戦争映画は見ない💦

そこに色んな感動できる仕掛けが入ってたもそれを凌駕するしんどさを感じてしまう💦

映画はやっぱり楽しい気分になるために見たいと改めて思った作品でした。

私は別に笑えもしなかったし、泣けもしなかった(苦笑)

でも、評価が高いからきっといい映画なんでしょう。

ただナターシャに会えたのが嬉しかった(*´▽`*)

【あらすじ】
10歳のジョジョは、ひどく緊張していた。今日から青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加するのだが、“空想上の友達”アドルフに、「僕にはムリかも」と弱音を吐いてしまう。アドルフから「お前はひ弱で人気もない。だが、ナチスへの忠誠心はピカイチだ」と励まされたジョジョは、気を取り直して家を出る。
時は第二次世界大戦下、ドイツ。ジョジョたち青少年を待っていたのは、戦いで片目を失ったクレンツェンドルフ大尉や、教官のミス・ラームらの指導によるハードな戦闘訓練だった。何とか1日目を終えたもののヘトヘトになったジョジョは、唯一の“実在の友達”で気のいいヨーキーとテントで眠りにつくのだった。
ところが、2日目に命令通りウサギを殺せなかったジョジョは、教官から父親と同じ臆病者だとバカにされる。2年間も音信不通のジョジョの父親を、ナチスの党員たちは脱走したと決めつけていた。さらに、〈ジョジョ・ラビット〉という不名誉なあだ名をつけられ、森の奥へと逃げ出し泣いていたジョジョは、またしてもアドルフから「ウサギは勇敢でずる賢く強い」と激励される。元気を取り戻したジョジョは、張り切って手榴弾の投てき訓練に飛び込むのだが、失敗して大ケガを負ってしまう。 ジョジョのたった一人の家族で勇敢な母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)がユーゲントの事務局へ抗議に行き、ジョジョはケガが完治するまでクレンツェンドルフ大尉の指導の下、体に無理のない奉仕活動を行うことになる。  その日、帰宅したジョジョは、亡くなった姉のインゲの部屋で隠し扉を発見する。恐る恐る開くと、中にはユダヤ人の少女が匿われていた。ロージーに招かれたという彼女の名はエルサ、驚くジョジョを「通報すれば? あんたもお母さんも協力者だと言うわ。全員死刑よ」と脅すのだった。
最大の敵が同じ屋根の下に! 予測不能の事態にパニックに陥るジョジョだったが、考え抜いた末にエルサに「ユダヤ人の秘密を全部話す」という“条件”をのめば住んでいいと持ち掛ける。エルサをリサーチして、ユダヤ人を壊滅するための本を書くことを思いついたのだ。その日から、エルサによるジョジョへの“ユダヤ人講義”が始まった。エルサは聡明で教養とユーモアに溢れ機転も利き、ジョジョは次第にエルサの話と彼女自身に惹かれていく。さらには、ユダヤ人は下等な悪魔だというヒトラーユーゲントの教えが、事実と異なることにも気づき始める。
そんな中、秘密警察のディエルツ大尉が部下を引き連れて、突然、ジョジョの家の“家宅捜索”に訪れる。ロージーの反ナチス運動が知られたのか、それともエルサの存在が何者かに通報されたのか──緊迫した空気の中、エルサが堂々と現れインゲになりすます。その場は何とか成功するが、事態は思わぬ方向へ──大戦が最終局面を迎える中、新たに生まれたジョジョとエルサの“絆”の行方は──?

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